消費者は“ハイブリッド”で“健康的”な食品にメリットを感じる!
選ばれる “プラントベースフード”の訴求とは
昨今、日本の食品市場において「プラントベースフード」製品が増えてきました。これらの製品は、健康志向の高まりや環境への配慮から注目を集めています。とはいえ、まだまだ思い通りの製品を展開できていなかったり、ユーザーの定着に課題を感じていたりする方も多いのではないでしょうか。本記事では、ミヨシ油脂で実施した消費者調査をもとに、日本人が食べたくなる「プラントベースフード」の要素について解説します。
消費者にとってのプラントベースフードとは?
ミヨシ油脂の調査によると、植物性ミルク(ソイミルク、アーモンドミルク、オーツミルクなど)を使った食品は特に女性に受け入れられており、牛乳の代替品として普及が進んでいます。
一方、植物性ミートを使った食品も肯定的に受け入れられているものの、植物性ミルクのものに比べると支持はやや低め。20~30代でも喫食機会は少なく、市場拡大の余地がありますが、味や食感の改良が求められています。
性別や年代による違いなど、より詳しい情報はダウンロード資料をご確認ください。
消費者にとって嬉しい「プラントベースフード」の特徴とは?
どのようなときに「植物性原料でできた食品」を摂取するのか、食べる理由に関する質問の結果も見てみましょう。
「植物性ミルクを使用した食品」を食べたいと思ったり、試してみようと思ったりするのはどのようなときかを聞いたところ、食べたいと思ったり、試してみようと思ったりする人の42.9%が「体に健康的なことをしたいとき」と答えました。次いで、「カロリーを抑えたいとき」が29.6%。どちらも男性に比べると女性の選択率が高い傾向が見られ、どちらも女性の方が10ポイント程度高く選んでいます。
「植物性ミートを使用した食品」でも「体に健康的なことをしたいとき」は39.9%と同じく最も高く、植物性ミルクでも植物性ミートでも、原料となる植物性食品の種類に関わらず、植物性原料からできた食品には「健康的なイメージ」がある、摂取することの魅力・メリットとして捉えていることが読み取れます。
この結果から、消費者からは「植物性原料を使っている=健康的」というイメージを持たれていて、そのイメージがきっかけで実際の購買・喫食行動に結びつくことがわかりました。この健康的なイメージが日常で取り入れやすい・習慣化しやすいものであると、消費者はより魅力を感じ、トライアルや習慣的な喫食に結びついていくことが推測されます。また、これらの食品が肉と変わらないおいしさであれば、さらに多くの消費者に受け入れられるはずです。
消費者は、「動物性素材不使用」でなくてもいい!?
昨今では新たな種類の食品として、植物性素材を代替として使用しながらも動物性素材も併用する“ハイブリッド”な製品も見られるようになりました。消費者にとってそのような製品はどのように映るのでしょうか。
同アンケートで“ハイブリッドな食品”についてどう思うかを質問したところ、7割を超える消費者が「気にしない」もしくは「積極的に食べたい」と答えており、ハイブリッドであることは大きな問題ではない様子がうかがえます。
本記事のダウンロード資料では、フェリカネットワークス「IDレシートビューア」から、大手コンビニから販売されている “ハイブリッドラーメン”の購買者データも紹介します。この商品は、植物性素材と動物性素材を併用した今、注目の商品です。プロフィールデータや併売商品を分析し、ハイブリッド商品購入者のペルソナに迫ります。是非ダウンロードして製品開発にお役立てください!
「おいしさ」と健康訴求を両立させる方法は?
植物性×動物性のハイブリッドな組み合わせに対して消費者としてはそれほど大きなネガティブイメージを持たれず、植物性素材の健康的な印象から、むしろポジティブな効果を得られそうなことがわかってきました。
とはいえ、消費者にとって「おいしさ」は食べ物を選ぶにおいて大事な要素です。しかし、商品開発の中で健康訴求とトレードオフになりがちなのが、「おいしさ」ではないでしょうか。「おいしさ」と健康訴求の間で揺れている方へ、さらに味わいの満足度を上げる方法をミヨシ油脂からご提案いたします!
“botanova 植物のおいしさ”シリーズの紹介
botanova(ボタノバ)は、少量の添加で風味に変化を与えることができる食用油脂です。動物性素材を使っていないため、プラントベースの訴求をしない商品にも、プラントベースの訴求をしたい商品にも、ハイブリッドな商品にも、幅広くご活用いただけます!
動物性素材を減らして香料やエキスで補強したりしてみたけれど、何かが少し足りないな、と感じたことはありませんか?そのあと一歩の課題感に、botanovaがお役に立てるかもしれません。
botanovaは全部で4種類。風味や剤型の異なる4種類をご用意しており、開発中のアプリケーションに合わせてご活用いただけます。ぜひお試しください。
以下のリンクから、サンプル請求やカタログのダウンロードが可能です
プラントベース食品の企画開発に関するご相談を承っております
より詳しい調査結果や関連商品情報、カタログやサンプルなどをご提供可能です。いつでもお気軽にお問い合わせください。
< 調査概要 >
ミヨシ油脂実施「プラントベースフードに関する意識調査」
●調査期間:2023/11/17-2023/11/21
●有効回答数:1400s(本調査)
●調査手法:クロス・マーケティング「QiQUMO」を利用したインターネット調査
●対象者条件:15歳~79歳の男女 職業不問 婚姻状況不問
※ 植物性ミルクを使った食品や、植物性ミートを使った食品について、忌避者・非認知者を除外
(積極的に食べる・気にしない・できれば避ける の方が対象)
※ 当社関係業種従事者(ご家族含む)除外