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在宅介護にも健康訴求ニーズあり!消費者の声&開発の課題~アマニ油編~

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本シリーズでは、在宅介護における健康訴求ニーズについて、ミヨシ油脂の独自調査をもとに分析。
第一弾となる本記事では、健康に良いというイメージのあるアマニ油に着目し、“介護食におけるアマニ油の活用”について、その実態と可能性を探ります。

介助・介護が必要な方の食事に取り入れたいアマニ油

アマニ油の購買層を調査したところ、60代以上の特に女性によく購入されていることがわかりました。一方、介護をしている世代は50-60代女性がボリュームゾーンであることが知られています。ミヨシ油脂では「アマニ油入りを訴求した食品は介護者層との相性が良いのでは」と考え、「同居または近居している家族・親せきに要介護・介助者がいて、ご自身が要介護・介助者の食事を準備している方」を対象にアンケートを実施しました。

まず「アマニ油を介助・介護が必要な方の食事に取り入れたいか」を聞いたところ、56.3%が「取り入れたい」もしくは「やや取り入れたい」を選択しました。そこで、アマニ油の効果を説明した後、再度同じ質問をしたところ、67.0%が「取り入れたい」もしくは「やや取り入れたい」を選びました。アマニ油入りの食事は健康意識が高い層のみならず、介護する側にとっても需要があるといえます。

在宅介護の食事に関する調査

さらに「アマニ油を介助・介護が必要な方の食事に取り入れにくいと感じる理由」を聞いたところ、20%が「アマニ油を使った介護食が少ない」を選択しました。確かに、一般的なアマニ油は市販の介護食品に取り入れにくいのが実情です。一体それはなぜでしょうか。

一般的なアマニ油は、独特の青臭さや酸化しやすさが課題

一般的なアマニ油が加工食品に不向きな理由として、青臭さや魚の生臭さのような独特のにおいが挙げられます。さらに、オメガ3脂肪酸を多く含んでいるために酸化しやすいという特徴も、介護食品をはじめアマニ油を採用している加工食品が少ない原因のひとつだと考えられます。

そこでぜひ紹介したいのが、ミヨシ油脂が開発した「ミヨシ亜麻仁油パウダー」。アマニ油を配合した粉末油脂で、保存安定性と耐熱性に優れているため、加熱が必要な加工食品にもお使いいただけます。さらに水溶性なので、飲料やゼリーへ配合できるのも大きな特長です。

「ミヨシ亜麻仁油パウダー」で、独特の青臭さや酸化しやすさを解決!

下のグラフは、加熱時の香気成分分析の結果を表しています。「ミヨシ亜麻仁油パウダー」は一般的なアマニ油と比較して加熱時のにおいを大きく抑制しているのがわかります。本記事では加熱後の比較データを掲載していますが、加熱前の段階でも「ミヨシ亜麻仁油パウダー」はアマニ油と比較して特有のにおいを抑制できます。

アマニ油特有のにおいを抑えるミヨシ亜麻仁油パウダー

さらに、「ミヨシ亜麻仁油パウダー」は一般的なアマニ油と比較して酸化安定性が高いのもポイント。より長期にわたって品質を保持できます。

アマニ油と比較したミヨシ亜麻仁油パウダーの酸化安定性

「ミヨシ亜麻仁油パウダー」を活用して健康訴求しませんか?

在宅介護でニーズがあるものの、なかなか加工食品には取り入れにくいアマニ油。「ミヨシ亜麻仁油パウダー」なら特有の青臭さや酸化しやすさといった課題をクリアできます!ぜひ一度お試しください!

ミヨシ亜麻仁油パウダー(1×6)

製品1gあたりα-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)を250mg以上含有したアマニ油の粉末油脂です。保存安定性と耐熱性に優れています。粉末油脂の特長を生かし、パン・菓子・飲料・総菜など、加熱工程の有無に関わらずさまざまな食品に応用できます。パウダー状のため、計量や取り扱いが容易で、粉体混合も可能です。

粉末油脂の特徴については、「粉末油脂の基礎知識(NEXT FOOD LAB)」をご覧ください。

今回は「ミヨシ亜麻仁油パウダー」の特長をご紹介しました。本製品は粉末油脂のため、カロリー付与やべたつき軽減といった介護食の課題解決にも貢献できます。詳しくは「Q:粉末油脂をゲル状食品に使うメリットは?(NEXT FOOD LAB)」をご覧ください。

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