ネクストフードラボは、
これからの「食」を創る人のための
先端情報とレシピを発信する場です。

米粉のコッペパン

米粉を20%使用した、シンプルな配合のコッペパンです。海外での不作や世界情勢により小麦粉の価格が高騰している今、注目されているのが国内産の製品も数多くある米粉です。米粉を使用することで、小麦粉に比べてもっちり感が強く、しっとりした食感が楽しめます。
お店オリジナルの具材をサンドするのもよし、そのまま販売してお家でアレンジを楽しんでもらうのもよし、おすすめのコッペパンです。

ミヨシ油脂株式会社
レシピ開発担当者 藤本

米粉にはパンの骨格になるグルテンを作るタンパク質がないため、製法には注意が必要です。今回は初めて米粉を使用する方でも作りやすい、シンプルな配合をご提案します。
酵素配合のパールインショートニングは、米粉特有のでんぷんの老化抑制に効果を発揮し、無味無臭で米粉の風味を損なうこともないため、米粉を使用する際におすすめの製品です。

製法のポイント

詳細なレシピは本ページ上部のボタンからダウンロードしてください。

【吸水】米粉は、米のでんぷんがかたいため、製粉時にできる損傷でんぷんが小麦粉より多いのが特徴です。損傷でんぷんはα化前に吸水するため、米粉を使ったパン生地は、小麦粉のパン生地に比べ、吸水量が多くなります。

【ミキシング】米粉を使ったパン生地はミキシング耐性が弱いため、控えめにしてください。

【捏上温度】捏上温度を上げると発酵が進んでしまうため、26℃以上にならないようにしてください。発酵が進んでしまうと、グルテン同士のつながりが密にならず、離水してグルテンが切れてしましまいます。

【発酵】発酵を十分に取ると、生地切れを起こし作業性が悪くなってしまうため、小麦粉のパン生地の一般的な発酵時間より、短めにしてください。

【分割】米粉を使ったパン生地は窯伸びが良くないため、米粉の割合に応じ、小麦粉のパンよりも分割重量を多くします。

【ホイロ】ホイロを十分に出すと、生地切れを起こしボリュームがなくなってしまうため、短めにしてください。

おすすめ記事

お問い合わせ・ご相談

当サイトに掲載のレシピ・記事・
サンプル・製品に関するご質問など、
お気軽にお問い合わせください。
食品の商品開発全般に関するご相談や、
共同開発をご希望の皆さまからの
ご連絡もお待ちしております。

これからの「食」を創る人のための先端情報とレシピ

NEXT FOOD LAB 記事一覧
MIYOSHI MIRAI PLATFORM

FOODS

  • NEXT FOOD LAB
  • BAKING STUDIO

CHEMICALS

  • NEXT CHEMICAL LAB