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Q&A

Q:粉末油脂の賞味期間はどれくらい?

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粉末油脂の賞味期間はどれくらいでしょうか?固体状や液体状の油脂と違いがありますか?どのように保管したらよいでしょうか?

A:賞味期間は360日と長く、常温保存ができます(一部製品を除く)。

「粉末油脂とは何ですか?」の記事で紹介したように、親水性タイプの粉末油脂は粒径約1ミクロン以下の油脂を賦形剤(ふけいざい)で包み込んだもの。直接空気に接する面積が少ないため、固体状や液体状の油脂に比べて劣化しにくい(劣化抑制に優れている)という特長があります。下図に示すように、粉末油脂はマーガリンやショートニングと比較しても、酸化・劣化の程度を示す指標(POV)が低く、常温でも長期間にわたって油脂の安定性が維持されることが分かります。

※POV(過酸化物価)とは:油脂の酸化・劣化の程度を示す指標。POVの値が高くなるほど、油脂の劣化が進んでいることになります。

そのうえ、粉末油脂は水分値が低く細菌やカビの繁殖が抑えられます。これらの特長から、ミヨシ油脂の粉末油脂は、常温保存が可能で賞味期間が360日と長くなっています(一部製品を除く、未開封・25℃以下で保存の場合)。

粉末油脂を使用することで、賞味期限切れによる廃棄や無駄なコストを削減でき、品質管理もしやすくなるというわけです。

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