マーガリンの起源を知りたいです
マーガリンはいつどこでうまれたのでしょうか?
マーガリンの歴史と発展
マーガリンは1869年(日本では明治2年)、ナポレオン3世の時代にフランスで生まれました。当時のフランスは隣国との戦争で物資が不足し、バターも不足する状況だったそうです。そこでナポレオン3世がバターに代わる素材を懸賞つきで募集しました。
メージュ・ムーリエという化学者が牛脂に牛乳やオリーブ油を加え、冷やし固めたものを提案して採用されました。その見た目が、白く輝き、真珠のようであったことから、ギリシャ語で真珠を意味する「margarite」(マーガライト)になぞらえ、「margarine」(マーガリン)と命名されたそうです。
マーガリンはその後明治中頃、日本にはじめて輸入されました。日本における初期のマーガリンは人造バターと呼ばれ、牛脂を使用したバターの代用品という位置づけでした。
その後、植物油脂を主体とする配合に変化し、さらにさまざまな素材との組み合わせが考案され、現在では機能性素材として進化しています。
マーガリンのつくりかた
マーガリンの作り方はいたってシンプルです。
原料である油脂に、水や脱脂粉乳など乳製品を混ぜ合わせ、冷やして練って固めるだけです。
(マーガリンの製品を開発するときには、ビーカーに材料を入れて、氷水で冷やしながら、手でくるくると混ぜてつくることもあります。)
実際の製品をつくる工程は、イラストの通りです。
原料である油脂や、水と乳製品を「調合・混合する工程」、そして混合したものを安定的に分散させる「乳化工程」、そして衛生面を保持するための「殺菌工程」があります。そのあとは、「冷やして」「練って」「充填」と、非常にシンプルです。
ミヨシ油脂のマーガリンづくり
ミヨシ油脂がマーガリンの製造に本格的に乗り出したのは、昭和20年代の後半、東京工場からとなります。
当時の最新鋭の設備をアメリカから導入し、短期間のうちに生産量を大きく拡大しました。
安全安心な製品をお届けすることを心がけています
現在、生産工場は、西の神戸工場、東の千葉工場の2工場で、全国のお客様に安定的にお届けしています。両工場ともに、食品の品質管理にかかわる日本農林規格(JAS)の認定工場となっており、さらに、品質管理の国際的な規格であるFSSC22000という認証も取得しています。
安全な食品を製造するAIBフードセーフティーシステムを実践しており、安全安心な製品をお届けすることを心がけております。