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食品開発担当者のお悩みを徹底サポート
テストマーケティングで得る新たな視点
~プラントベース食品開発のお悩みを伺いました~

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油脂の力を生かしたものづくりを続けて100年以上。ミヨシ油脂は食用加工油脂の生産量、国内トップクラスを誇る技術力で、食品開発に課題を持つ皆さまのお悩みをサポートいたします。

今回は、食品関連企業の皆さまにアンケートで伺った、プラントベース食品の開発で抱えているお悩みをご紹介します。消費者の期待に応えるために必要なことは何なのでしょうか。アンケートの結果から食品関連企業の皆さま共通の課題が見えてきました。

元々、欧米で先行して機運が盛り上がっていたプラントベース市場。ここ最近では日本でも、消費者の認知度が上がってきています。さきごろ、ミヨシ油脂で実施した消費者調査でも、70%以上の人が、「知っている」「聞いたことがある」と答えています。

また、そうした消費者は、プラントベース食品に対して、「健康に良さそう」「安心安全」「地球環境にやさしい」など、ポジティブなイメージを持っていることも分かりました。「エシカル消費」という言葉が社会に浸透しつつあるように、健康や環境に配慮した製品を買いたいという消費者の意識が高まりつつあるのです。

こうした声に応えるためにも、プラントベース食品の開発に興味を持つ企業も多いと思います。しかし、そこには越えなければならない、さまざまなハードルがあることでしょう。今回、ミヨシ油脂では、プラントベース食品関連事業に関わる方が多く登録されている、弊社メールマガジン会員の方向けにアンケートを実施。そこから、プラントベース食品の開発における、共通の課題が見えてきました。

〈調査概要〉
調査対象:MIYOSHI MIRAI PLATFORMメルマガ会員登録者
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年5月11日~2023年5月31日
有効回答数:131
※一部任意回答の設問を含む

1.開発者がプラントベース食品開発で抱えている課題とは

まず、自社の取り組み全体に対し、課題に感じていることを聞いてみたところ、次のような結果が出ました。
製品開発力や企画力の強化というのは、永遠のテーマと言えるでしょう。また、最近の大きな課題となっているのが、原料の安定調達です。鳥インフルエンザの影響による卵不足や、牛乳やバターの高騰などがニュースで取り上げられています。その影響もあり、ミヨシ油脂の製品への問い合わせが増加傾向にあります。

プラントベース食品開発の課題アンケート

次に、自社のプラントベース食品の取り扱いの状況について伺いました。

プラントベース食品の開発販売を「すでにやっている」「予定がある」の割合を合わせると68%という高い数字です。プラントベース食品に多くの企業が注目していることが分かります。

プラントベース食品開発の課題アンケート

そこでより具体的に、プラントベース食品を開発する際の課題を聞いてみました。
原材料のコストダウン、安定調達、食べたときの満足感、風味のクオリティーに関することなど、切実な課題が並びます。いずれも、簡単に解決できる課題ではありません。困難な問題に、日々、皆さまが取り組んでいらっしゃる姿が浮き彫りになりました。

プラントベース食品開発の課題アンケート

また、プラントベース食品を販売促進する上での課題や要望を聞いてみると、次のような回答をいただきました。
消費者の認知度は上がってきているものの、消費者が本当に求めているものは何なのか、まだまだ見えてきていないのが現状と言えるでしょう。今、プラントベース市場の先駆者として、どのような提案ができるのか、多くの企業が模索を続けています。

プラントベース食品開発の課題アンケート

逆に、プラントベース食品の開発を進めていない企業にも、その理由をたずねてみました。
まだ未知の市場に、常に不足しているリソースを割けないという現実があるのでしょう。また、プラントベース食品の開発が簡単ではないことも理由の一つに挙げられています。

プラントベース食品開発の課題アンケート

2.消費者がプラントベース食品に期待することとは

ここまで、食品関連企業の皆さまが感じている課題を見てきました。プラントベース食品の開発は、非常に挑戦的な取り組みだということが、多くの開発者の方に共感いただけたかと思います。
しかし、だからといって私たちは歩みを止めるわけにはいきません。なぜなら市場には、プラントベース食品に期待を寄せる消費者の皆さまがいらっしゃるからです。

以前ミヨシ油脂で実施した消費者調査を元に、消費者がプラントベース食品にどのような期待を寄せているのか、改めてまとめてみましょう。プラントベース食品に今後期待することは何ですか、という質問に対して、以下のような回答をいただきました。

1位:低価格化
2位:味の改良
3位:安全性の確認
4位:量販店やコンビニなどで購入できる
5位:わかりやすい機能性

「低価格化」が1位であることから、やはりプラントベース食品に割高感を持っている方が多いことが伺えます。また、「味の改良」に期待されていることから、「物足りなさ」「おいしくない」などとを感じている人が多く、食べ応えのあるおいしい製品の開発が求められています。さらには、量販店やコンビニなどで気軽に買いたいという要望もあり、今は買う場所も選択肢も限られていると感じていることが分かります。

そして、より大きな課題は、実食体験の少なさです。プラントベース食品を「知っている」人は増えてきているものの、「実食体験がない」人は、56.3%と半数以上もいます。いかに試食してもらう機会を増やし、そのおいしさを体験してもらうかが、今後、プラントベース市場が盛り上がるかどうかの鍵を握るでしょう。

3.ミヨシ油脂の技術力で、プラントベース食品の開発をサポート

ミヨシ油脂は、こうしたさまざまな課題に対してのお手伝いをさせてもらいたいと考えています。私たちは、プラントベース食品の普及を目指し、動物性原料を使わずに作った食用油脂ブランド「botanova(ボタノバ)」を、2020年より発売しております。

「botanova 植物のおいしさ バター風味」「botanova 植物のおいしさ ラード風味」「botanova 植物のおいしさ 牛脂風味」「botanova 植物のおいしさ 鶏油風味」の4種類があり、多くの企業で、風味やコクのあるプラントベース食品の開発にお役立ていただいております。

4.次回予告:働くママ・パパに役立つプラントベース食品の共同開発事例

100年以上、油脂の力を生かしたものづくりを続けてきたミヨシ油脂。食用加工油脂の生産量、国内トップクラスを誇る、その技術力をぜひご活用ください。

一方で、食品開発のご担当者さまは、より良いプラントベース食品の開発を進めていく上で、消費者の「本当の声」を聞くための「調査・マーケティング力の強化」に対する課題感をお持ちです。

ミヨシ油脂では、テストマーケティングからテスト結果のデータの提供まで一気通貫してサポートするソリューションを提供しています。次回は、東京ガスコミュニケーションズと共同で取り組んだ、働くママ・パパに役立つプラントベース食品開発とテストマーケティングの詳細についてご紹介します。

食品開発テストマーケティングについて詳しく知りたい方はご相談ください

ご要望に合わせて最適な技術サポート、テストマーケティング、調査をご提案いたします

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