A:固形状でクリーミング性のある油脂が適しています。食感改良機能を持つ油脂の併用もおすすめです。
固形状でクリーミング性を持つ油脂
焼き菓子で代表的な手法であるシュガーバッター法、フラワーバッター法では油脂が焼成前のバッターの骨格となるため、材料を取り込みやすい固形状の油脂が推奨されます。
特にバッターに気泡を抱き込ませるシュガーバッター法で使用する油脂には、空気を抱き込むクリーミング性が必要になります。
固形状でクリーミング性を持つ製品の代表例は、以下の通りです。
botanova 植物のおいしさ バター風味
アトラクト
「アトラクト」を使用した焼き菓子の配合
「アトラクト」を使用したパウンドケーキの配合例です。風味豊かで、しっとりソフトな食感の仕上がりです。
食感改良機能を持つ油脂
焼き菓子は焼成してから時間が経つと、ぼそぼそとした食感へと変化していきます。この変化を抑制し、おいしさを持続させる食感改良機能を持つ油脂の併用もおすすめです。
機能性乳化油脂「パールインプラス」、流動状ショートニング「ケークドールボトル」は、フラワーバッター法、シュガーバッター法の両方で、既存の油脂を一部置き換えることで、食感改良できます。

パールインプラス
焼き菓子に使用すると、ソフトさとしっとり感が長時間持続します。また、老化によるもろさやざらつきを抑制し、滑らかな食感も保ちます。
「パールインプラス」併用の焼き菓子配合
「パールインプラス」を使用することで、ソフトでしっとりと仕上がり、もろさやざらつきを抑制し、なめらかな食感が長期間持続します。
ケークドール
使用することで、ソフトさ・しっとり感が持続します。
「ケークドールボトル」併用のパウンドケーキ配合
「ケークドール」を使用することで、ソフトでしっとりと仕上がり、その食感が持続します。