- 概要
- エポルバ シリーズは、飛灰と混ぜるだけで重金属を固定化できる液体キレート剤です。ごみ焼却施設やバイオマスボイラーなどの飛灰処理にご使用いただけます。施設ごとに異なる飛灰性状に合わせ、製品選定から運用までサポートします。
特徴
1.強固なキレート結合で重金属の再溶出を抑制
エポルバは、飛灰中の重金属イオンと直接反応(キレート結合)して重金属を効率的に固定化します。処理後の再溶出を抑制し、長期的な安定性を維持します。
【主なメリット】
・飛灰にエポルバと水を加えて混練するだけのシンプルな処理工程
・キレート結合により、再溶出リスクを低減
・鉛、水銀、カドミウム、銅などの有害重金属の溶出抑制に貢献
・セメント固化法と比べ、処理後の容積・重量増加が少なく長時間の養生も不要
2.処理条件に合わせた薬剤選定が可能
飛灰に含まれる重金属の種類や濃度、処理条件は施設ごとに異なります。エポルバは、ピペラジン系とジエチルアミン系の2系統を取りそろえ、対象となる飛灰性状に応じた最適な薬剤を選択いただけます。
【主な製品系統】
・ピペラジン系
薬剤由来の二硫化炭素やアンモニアなどのガスが発生しにくく、臭気が少ないタイプです。
・ジエチルアミン系
溶融飛灰など、鉛の含有量が多い飛灰の処理に適しています。
3.導入後の運用サポート
飛灰の性状は、施設や焼却物によって日々変動します。導入時に最適化した処理条件が、時間の経過とともに合わなくなる場合があります。
ミヨシ油脂では、分析データと長年の飛灰処理の知見をもとに、導入後の安定運用を継続的に支えます。
処理状況にお困りの際は、お気軽にご相談ください。
【サポート事例】
・定期的な処理状況の確認
→分析結果に基づき、現在の処理状態が適正かを診断し報告します。
処理状態に問題がある場合は改善策を提案します。
・溶出試験で基準値を超過した/超過の可能性あり
→原因分析から改善策のご提案まで、基準値対応に向けた運用面でのサポートを実施します。
・薬剤の切替を検討
→ピペラジン系・ジエチルアミン系の特性を踏まえ、添加量・製品選定について提案します。
・飛灰性状が変化し、処理条件を見直したい
→分析データに基づき、添加量や混練条件など処理条件の最適化をサポートします。
使用方法
飛灰にエポルバと水を加えて混練するだけで、重金属を固定化できます。添加量は飛灰の性状によって異なるため、事前の条件検討を推奨しています。
【標準添加量の目安】
・エポルバ:飛灰に対し 1〜5%
・水:飛灰に対し 20〜30%
※掲載数値は代表値です。条件検討時はミヨシ油脂までご相談ください。
製品一覧
| 製品名 | NEWエポルバ810S | エポアッシュM-1 |
| 製品分類 | ピペラジン系 | ジエチルアミン系 |
| 外観 | 淡黄~淡褐色液状 | 黄色~淡褐色液状 |
| 比重(25℃) | 1.18~1.28 | 1.10~1.30 |
| pH(10%水溶液,25℃) | 11.0~13.0 | 11.0~13.0 |
| 粘度(25℃,mPa・s) | 1~10 | 1~10 |
| 荷姿 | 20 kg缶入り、200 kgドラム缶入り、1t コンテナ | |
※ローリーでのご供給は別途ご相談ください。