罫線割れ防止剤

(開発品)ペレミン KGS-608

製品のキーワード
罫線割れ防止/柔軟/保湿
概要
ペレミンKGS-608は段ボールの罫線(けいせん)割れを防止・抑制する薬剤です。段ボール表面に薬剤を塗布することで効果を発揮します。任意の割合で水に希釈可能で、泡立ちが少なく操業性に優れています。また、薬剤使用によって懸念される紙の強度やサイズ性の低下が起こりにくいです。

罫線割れ防止剤の特長

その1:塗るだけで罫線割れ防止効果を発揮!

段ボールや板紙の表面に塗布することで、罫線割れを防止できます。

その2:罫線割れ防止効果の持続性向上!

乾燥により紙が固くなることで、罫線割れは発生しやすくなります。特に冬場は乾燥しやすいため注意が必要です。この場合、室内の湿度調整や蒸気をあてる対策が有効ですが、製造時のみの一時的な効果となってしまいます。
しかし、ミヨシ油脂製品には保湿効果があるため、長期的な効果を見込めます
段ボールへ塗布すると、6カ月以上も罫線割れ防止効果を発揮します。

その2:原紙のパルプ変更の必要なし!

罫線割れ発生の要因の一つに、古紙の配合量の増加があげられます。パルプ繊維が短い古紙は曲げに弱く、罫線割れの要因となります。対策としては、バージンパルプの配合率を上げることが考えられますが、コストアップになってしまいます。
ミヨシ油脂製品は短いパルプ繊維に対しても罫線割れ防止効果を発揮します。

その3:薬剤使用によるサイズ性低下が起こりにくい!

薬剤使用によって懸念されるサイズ性低下への対策として、ミヨシ油脂製品はサイズ成分を配合しています。

罫線割れを防止できる理由

3つの有効成分を独自に配合することで機能性を発現させています。
保湿成分による繊維柔軟化
高分子成分による表面の保護
サイズ成分配合によるインクにじみ抑制

使用方法

<使用方法>
外添(がいてん)薬剤となります。抄紙後のライナーへ塗工してお使いください。
<用途>
段ボール、板紙など
<塗工場所>
・原紙抄紙時の導入
サイズプレス工程での添加を想定しています。外添薬剤(サイズ剤、紙力剤)との併用も可能です。
・段ボール製造加工時の導入
罫線入れまでの工程で、スプレー塗工、プリンター塗工での塗布を想定しています。撥水(はっすい)剤との併用も可能です。

※塗った時の色の変化について
製品自体は黄白色ですが、塗工時は希釈して使用するため、原紙の色の変化には影響はありません

製品仕様

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