排水処理用重金属捕集剤

エポフロック シリーズ

製品のキーワード
排水処理/捕集

概要

エポフロック シリーズは、排水処理用の液体キレート剤です。低添加量で効率よく幅広い重金属を処理できるのが大きな特徴。排水中の重金属イオンと直接反応(キレート結合)するため反応性が非常に高く、排水中で沈降しやすい大きなフロックを生成し速やかに沈降させます。

エポフロックの効果

エポフロックが重⾦属イオンと反応しフロックを⽣成するまでの⼀連の流れを映像を通してご確認いただけます。
まずはエポフロックが⽰す効果をご覧ください。

排水の金属処理ができる理由

金属元素を捕まえる蟹のイラスト


エポフロックは捕集剤(エポフロック)が⾦属イオンとキレート結合※して⽔に不溶性の化合物をつくり、凝集沈殿させる排⽔処理⽤の液体キレート剤です。
エポフロックと⾦属イオンが直接反応するため反応性が⾼く、排⽔中で沈降しやすい⼤きなフロックを速やかに⽣成し沈降します。
⾼濃度の⾦属イオンが含まれる排⽔や⼀般排⽔基準を下回らない排⽔に対しても効果的に作⽤し、⾦属イオンを捕集します。

※キレート結合︓ギリシア語で「カニのハサミ」を意味するchelaに由来。つまり「カニのハサミのように⾦属イオンを挟み込む」ということ。

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3つの特性

その1:さまざまな重金属に対応

エポフロックで処理できる元素が色塗された元素周期表

クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ヒ素(As)、セレン(Se)、銀(Ag)、カドミウム(Cd)、⽔銀(Hg)、鉛(Pb)などの重⾦属に対応。この製品で、重⾦属を含んだ排⽔処理が必要なほとんどの現場に対応できます。また、複数の⾦属イオンが含まれる排⽔であっても同時に処理できます。

その2:コストの大幅カット

2つのビーカーに蓄積された黒い物体の比較図

排⽔処理で広く使⽤されている従来の凝集沈殿法は⾦属イオンと直接反応しないため、沈降させるために⼤量の助剤(PAC.塩化第⼆鉄など)を添加し、凝集沈殿させます。
⼀⽅、エポフロックは⾦属イオンと直接反応するため⾮常に少ない添加量で済むだけでなく、沈降性を⾼めるために⽤いる助剤などの添加量も少なく済みます。
さらに、エポフロック使⽤時は⽣じる汚泥(スラッジ)の量そのものが少ないため、廃棄にかかる費⽤も削減。排⽔処理にかかるトータルコストを⼤幅に削減できます。

その3:汚泥の管理も楽!導入も簡便

エポフロックなら低濃度の重⾦属にもきちんと反応します。発⽣した汚泥からの再溶出もなく、安全に処理できます。pH(⽔素イオン濃度)の変動によって再溶出する恐れもほとんどないため、排⽔処理によって出た汚泥をより⼿軽に管理できます。
新たに排⽔処理が必要になった環境はもちろん、ほかの処理剤を使⽤していても、エポフロックを導⼊する際には、タンクとポンプを準備していただくだけでお客さまの従来の環境でも⼿軽に置き換えられます。

製品仕様

エポフロックシリーズ比較表

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