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【エポフロックの特性】
排水処理の課題を一気に解決!
「エポフロック」はここがスゴイ。

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工場などから発生するさまざまな排水は、きれいな水にして川や海に送り出す必要があります(参照:あなたの会社、いまの排水処理で満足していますか? )。そこで活躍するのが、ミヨシ油脂の重金属捕集剤「エポフロック」。ほかの製品にはない、多くの特長を備えています。
近年はSDGsが当たり前になるなど、環境への取り組みは企業の成長に不可欠な要素となっています。排水処理担当者はもちろん、それ以外の方々にもきちんと理解できるように、本記事ではエポフロックの特長をわかりやすく紹介します。

エポフロックはここがスゴイ。
その1「有害とされる主な重金属に対応!」

エポフロックは、クロム(Cr)マンガン(Mn)鉄(Fe)コバルト(Co)ニッケル(Ni)銅(Cu)亜鉛(Zn)ヒ素(As)セレン(Se)銀(Ag)カドミウム(Cd)水銀(Hg)鉛(Pb)などの重金属に対応。この製品で、重金属を含んだ排水処理が必要なほとんどの現場に対応できます。また、複数の金属イオンが含まれる排水であっても同時に処理できます。

エポフロックはここがスゴイ。
その2「コストを大幅にカット!」

重金属排水処理の代表的な方法は「アルカリ凝集沈殿法」「硫化ソーダ法」「重金属捕集剤添加法」の3つ。アルカリにより、金属を水酸化物にし、凝集沈殿させるアルカリ凝集沈殿法や硫化ソーダにて水に難溶性の金属硫化物を生成させ、凝集沈殿させる硫化ソーダ法とは異なり、エポフロックは捕集剤(エポフロック)が金属イオンとキレート結合して水に不溶性の化合物をつくり、凝集沈殿させる重金属捕集剤添加法。エポフロックと金属イオンが直接反応するため反応性が高く、排水中で沈降しやすい大きなフロックを速やかに生成し沈降します。高濃度の金属イオンが含まれる排水や一般排水基準を下回らない排水に対しても効果的に作用し、金属イオンを捕集します。

※キレート結合:ギリシア語で「カニのハサミ」を意味するchelaに由来。つまり「カニのハサミのように金属イオンを挟み込む」ということ。

沈降性を高めるために用いる助剤などの添加量が少なくて済むため、一般的な方法であるアルカリ凝集沈殿法に比べて助剤の使用量を約40%も削減(当社調べ)。さらに、エポフロック使用時は生じる汚泥(スラッジ)の量そのものが少ないため、廃棄にかかる費用も削減。排水処理にかかるトータルコストを大幅に削減できます。

エポフロックとアルカリ凝集沈殿法の比較

エポフロックはここがスゴイ。
その3「汚泥の管理も楽に!」

エポフロックなら低濃度の重金属にもきちんと反応します。発生した汚泥からの再溶出もなく、安全に処理できます。pH(水素イオン濃度)の変動によって再溶出する恐れもほとんどないため、排水処理によって出た汚泥をより手軽に管理できます。

このように有害とされる主な重金属を処理できて、コストを大幅にカット。排水処理によって生じる汚泥の管理も手軽になる、とまさにいいとこ取りのエポフロック。新たに排水処理が必要になった環境はもちろん、ほかの処理剤を使用していても、エポフロックを導入する際に必要なものはタンクとポンプを準備していただくだけでお客さまの従来の環境でも手軽に置き換えられます。

このほか、ミヨシ油脂では重金属などを選択的に吸着させる排水処理用キレート樹脂「エポラス」やゴミ焼却場などの廃棄物焼却施設で発生する飛灰に含まれる有害な重金属を固定化できる飛灰処理用液体キレート「エポ」なども取り扱っており、お客さまのニーズにワンストップでお応えします。

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